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CHEER COLUMN-応援コラム-

アクロバットの魅力
2013.05.10

最近、ふと自分を見直す機会がありました。

表現する事をとても大切にして来て、お客さんの笑顔などいろんな表情が見たくて、とにかく練習練習の毎日を送っていた頃を思い出しました。

いろんな手法がある中で、「アクロバット」は大好きで、日々体を鍛え、頭を使い、新たな技術を習得して本番に出す事にワクワクしながら取り組んでいた日々が有りました。
ターニングポイントって、誰でもあると思いますが、今思えば「中国大連雑技団」とのコラボレーションはとても大きな影響を受けました。
一つの技に対する取り組み方、時間の掛け方、深めて行く考え方など、やはり世界的に通用するだけのパワーが有るんだな~と、感動さえ覚えました。

「アクロバットの魅力は?」と、たまたま聞かれる事が有りました。
自然と応えていたのは「儚さ」と言う言葉でした。花火の様に美しく、でもすぐに終わってしまう。その一瞬のために、膨大な準備と努力が隠されている事がとても好きなのです。

ちょっとセンチメンタルになりましたが、せっかくなので幾つか紹介します。

写真1

こちらは、アローバックと言う技ですね。よく見るとつま先が浮いています。足が低ければ低い程、柔軟性と筋力が必要です。かなり苦しいんです!背筋がとっても必要です。

写真2

椅子倒立ですね。カメラ目線なので反っていますが、手の高さが違うので、力の配分にコツがいります。

写真3

コントーションと言う種類に属する、背面系のキープですね。反り方、重心の載せ方、非常に上手です。是非、皆さんも柔軟性を高めてチャレンジしましょう。(いきなりでは無く、トレーニングを重ねて下さいね!)

写真4

複雑に見えますが、実際は2人組の技です。土台の膝に手を付いて、アローバックしています。ちなみにこの後の演出で、間を前宙で飛び越えます!!!

写真5

これは、マスターに凄く時間が掛かりました。上水平と言う手のみで体を支持する技の上に一人座ります。その後、土台側が反り、乗り手が足を掴み、フリーズ(止まる)!
この技用に、トレーニングも積んでいました。

写真6

こちらは、もう気が遠くなる程の練習をしました。「人間矢印」の相性で親しまれています(笑)
二人の肉体的強さももちろんですが、微妙なタイミングがズレると失敗します。今では、比較的マスターへのメニューも整理され、マスターまでの指導に時間が短くなりました。

写真7

最後に、合体!です。
いろんな所にドラマが有ります。作品の最後に演出していましたが、誰一人として失敗は許されないと言うぴりぴりした空気感が好きでした。
練習には数ヶ月掛けましたし、個人の基礎習得時間を含めると、何年と言う単位が、10秒程度に集約されています。

何事も基礎が大事です。基礎をどのような武器にするかは、一人一人の「想い」に委ねられています。
アクロバットも、チアも、勉強も、、、
積み上げたものは絶対に嘘を付かないので、コツコツと目標に向かって頑張って行きましょう!