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ダンス•アクロバットに活きる関節の使い方 〜肩関節④〜
2015.06.19

こんにちは。

肩関節」について、数回に分けてご紹介してきました。
アームモーションの視点となる大事な部位なので、頭・体共に、理解をしておきましょう。

★肩関節の可動方向
ダンス•アクロバットに活きる関節の使い方〜肩関節①〜

★肩周りのストレッチ
ダンス•アクロバットに活きる関節の使い方〜肩関節②~

★肩周り(三角筋)の筋肉トレーニング
ダンス•アクロバットに活きる関節の使い方〜肩関節③〜

 

今回の記事では、
アームモーションでは、肩関節をどのような動きで使っているのか
を、解説していきたいと思います。

「フィスト」や「肘」は、練習中に意識出来ているチアっ子が多く感じます。
更に、肩の可動を理解し、工夫する事で、更に「鋭く、シャープに!」実施する事ができます。

 

それでは、解説スタートです!

チア_ダンス_アクロバット_トレーニング_アームモーション_肩関節1

今回は、
①体側〜②ハイVへストレートで上げるアームモーション
を例に説明していきます。
この動きは肩関節の「外転」を用いた動きになります。

皆さんは普段、
上の写真のように正面からアームモーションを鏡を見て確認する事が多いと思います。
アームモーションを「鋭く、シャープに!」出すために
•スタートポジション⇒今回は体側
•エンドポジション⇒今回はハイV
•上記2つを繋ぐ『軌道』⇒今回はストレート
が重要になります。

正面からの写真では、正しい軌道でハイVへの軌道が出来ているように見えます。

 

では、横から見た軌道を確認してみましょう!

チア_ダンス_アクロバット_トレーニング_アームモーション_肩関節2

正面からでは見えなかった軌道が、見えて来ました。

上の写真では、軌道が曲線になっています。
こうした動きは、余計な力みや遠回りをしてしまい、鋭く腕を上げる事ができません。
つまり、シャープさに欠けてしまうと言う事です。

《曲線》を通ってしまう原因はいくつか考えられますが、
軌道を理解しているチアっ子の場合、
殆どが「筋力不足」「体幹をキープ不足」が原因となっている事が多いです。

 

チア_ダンス_アクロバット_トレーニング_アームモーション_肩関節3

スタートポジションとエンドポジションを、「直線」で繋ぐ事が
「ストレート軌道」です。
そして、その軌道を出来るだけ、短い時間で行う事が、
「シャープ」と言われるアームモーションになります。

完璧に実施するために、幾つかの確認ポイント・コツをお伝えします。

《頭で考えて欲しい事》
•肩からフィストを一本の棒だとイメージしてスタートポジションで準備
•エンドポジションと、そこまでの軌道をイメージする

《体で意識する部分⇒スタートポジション時》
•軌道を描く前に、体幹を締める事
•関節部(肩・肘・フィスト)をキープするための筋力を働かせる事
•視点となる肩には、特に負担が掛かるため、しっかりと筋力を働かせる事

《体で意識する部分⇒軌道・エンドポジション》
•軌道を描いている最中は、締めている筋力を一定の力で保つ事
•エンドポジションの際、しっかりと止めるために、更に肩周りの筋力を「締め切る」事

普段の練習で、見慣れている角度を少し変えてみるだけで、発見やひらめきに繋がります。
自分の出来ていなかったポイントを理解出来れば、上達へのきっかけになります!

肩関節を題材に、いろんな事に気付けました。
•角度を変えて、技術を見直してみる
•軌道の作り方
•筋力アップと、使う筋肉

常に『イメージ』を持って、体を動かす事を日々の練習の中で身に付けて下さい。