CHEER COLUMN-応援コラム-
チアっ子の皆さん、先週に引き続き、初級編のバランストレーニングをご紹介します。
いつでも〜誰でも〜どこででも!
初級編で、まずは効果を実感!
そう感じて貰える様にメニューをご紹介していますので、まずは試しにやってみて下さいね。
今回のトレーニングを紹介する前に、『3次元』って聞いた事は有りますか?
とても簡単に説明すると、上下、左右、前後の3つが合わさると立体を構成します。
これが、3次元なんです。
この考え方は、ダンス・テクニックをマスターして行く上で欠かせない『考える』材料になります。
先週ご紹介したバランスは『上下』を特に鍛えるものでした。
今週は、『前後』を鍛える為のメニューをご紹介します。
準備姿勢は、先週同様の形です。
ポイントを整理してみましょう。
•アームモーション『Tモーション』の姿勢。
•両足を揃え、太ももを内側に寄せる。
•つま先体重にする。(自然におしりが締る)
•胸を引き上げ、肩を落とす。
•チンアップ!
体を安定させ、次の動作に備えましょう。
次は、トレーニングポジションです。
上半身を前に倒し、片足を後ろに上げます。
赤い線の様に直線を描きます。
45°を目指して下さい。
手は、アームモーション『ダガー』です。
軸足はもちろんつま先体重です。
上げた足の先はポイントにしましょう。
バランスの保ち辛い姿勢なので、最初は苦戦するかもしれません。
コツは、
•軸足の上に顎が来る様に意識。(正面の写真)
•背中側の筋肉は比較的使い易いが、お腹側の筋肉も使用して胴体の前後に芯を作る事。
です。
《トレーニング方法》
①準備姿勢→安定させ、すぐに動ける様に集中する。
②トレーニングポジションまで、出来るだけスピーディーに移動。
③トレーニングポジションで静止。少なくとも3秒以上の静止で合格です!
両足均等に実施しましょう。
先週同様、筋肉への負担が比較的少ない割に、効果は抜群です。
小学校三年生に一ヶ月トレーニングしてもらった感想を聞くと、
『キックのとき、姿勢が保てる様になった』
との事でした。
まさにその通り!
体幹がブレている事も感じ取れる様になりますし、前後の体重移動が非常にスムーズになります。
キックの様に前後へ負荷の掛かるテクニックには、効果を感じ取れる様になるはずです。
先週のポイント解説で説明しましたが、トレーニングポジションで「グラついてしまう」事があるはずです。
〜グラついたから失敗〜
そんな事はありません。人間ですから、100%と言う事はないのです。
このトレーニングには、グラつきを如何にコントロールするかと言う点も含まれてのメニューです。
コントロールするには2つのポイントがあります。
①足の裏で地面を握る!
②お尻の筋肉を固めたり、緩めたりしてコントロールする!
悪い例の写真です。
正面の写真では、軸足が外側の体重になっている事が一本にならない一番の理由です。
力が発揮し辛い姿勢になります。
横向きの写真では、悪い所が分かり易いと思います。
•背中が反ってしまっている → とても多くの人がこうなります。注意です。
•お尻が出てしまう → お尻は意識が抜け易いです。筋肉を入れる事を癖付けましょう。
•赤い線がバラバラで直線になっていない。 → 関節部の筋肉を使う事も、チアではとても重要になります。
間違った姿勢では、効果が薄れてしまいます。
確認を怠らない様にして下さいね。
先週のトレーニングは、両足〜片足の体重移動に特に効果を発揮する事をお伝えしました。
今週は、つま先からかかとを繋いだ体重移動をコントロールする事が向上出来るトレーニングです。
手の平で例えると、握力を鍛えているのと似ています。
『地面をつかむ』と言う表現が、テクニックの指導で使われる事も多いですが、まさにこのトレーニングでその感覚は身に付きます。
『上下』『前後』と続き、来週のメニューは、、、
もうお分かりですね!
楽しみにしていて下さい。